Alex Moulton AM-GT Mk1
アレックス・モールトン この走る芸術品は、1920年生まれの英国人 Dr Alex Moulton によって1962年に立ち上げた小径自転車メーカーで、この自転車は、博士の城内で製造され(お城製)年間製造数が非常に少なく、2012年博士が逝去された後も手作りで製造されている。
彼の功績は、スエズ危機による国難に対しての貢献や工学者としての功績が認められ英国女王賞も受賞している。
APBやTSRといったパシュレイ車がライセンス製造したモデルは工場による量産品と言われていますが、やはり熟練工による手作業が多く、生産量は他の自転車製造メーカーと比べて非常に少なく、高額な自転車。
特にモールトン博士のお城で作られたお城製は数も少なく非常に高額で入手困難な走る芸術品と言われている。
英国車乗りの間では有名な事であるが、英国車ミニのサスペンションであるラバーコーンを開発した人物が、アレックス・モールトン博士その人である。
このAM-GTにもリアのサスペンションがラバーコーンを使用しており、フロントのリーディングリンクサスペンションとリアのラバーコーンサスペンションの収縮を利用することにより路面に力が伝わりスピードにのったライドが楽しめる
特にAM-GTは航空機用のステンレスパイプを熟練工が銀ロウでトラスト状の非常に美しい形状に組み合わせていく技法を使い、最高級自転車として当時の最高位に位置していました。
AM-GTの中でもファーストモデルであるMk1は希少かつ美しさに秀でており、人気も価値も確定的で市場に出ることが少ないのは勿論、出てもすぐにSOLDになってしまいます。
それ故、手放したら2度と戻ってくる事はない希少モデルであります。
お城工場での熟練工による手作りの様子を今でも、YouTube(Moulton Bicycle)などで製造工程が見られます。
Campagnolo Components