VOLKSWAGEN KARMANN GIHA KABRIOLETT’ 1969

今回ご紹介するのは、フォルクスワーゲン・カルマン・ギアです。
誰もが知る名車であります。

フォルクスワーゲンは、ナチス時代の末期にヒトラーの国民車構想により誕生、WWⅡ敗戦後のドイツ発展の立役者として、カブトムシの愛称で世界中に知れ渡った名車フォルクスワーゲンタイプⅠは、基本設計が秀逸だったため、そのシャーシを利用してマイクロバスや商用バンが作られたタイプⅡは、これもまた名車の一つである。




その他このシャーシをベースにイタリアのカーデザイナーがデザインし、メルセデスやBMW、VWビートル等、著名なスポーツカークーペをオープンカーに仕上げることで有名なコーチビルダーのカルマン社が1955年～1974年までつくったタイプ14と呼ばれる2シータ－スポーツクーペ。これがカルマン・ギアである。

このタイプ14には、141＆142のオープンカブリオと1957年からは143＆144のクーペがつくられ、誰もが乗れるヒットスポーツとして世界中で愛用された。

1970年よりライトやテイル等の細部デザイン等に年々改良が加えられて性能が向上したが、その反面この1969年を最後に優しい葉巻型デザインムードは崩れていった。

1959年型カルマンは、1950年代のデザインをそのままに、テイルランプを三連タイプで有りながら三日月型に一体化して、その葉巻型の基本デザインやまるで原寸大ブリキのおもちゃの様なデザインムードが溢れるを残しつつ、120Kmで高速巡航できるゲルマン・クラシックマニア最後の乗って遊べるブリキのおもちゃです。

カルマン・カブリオとは・・・
カルマンギアは、タイプ143左ハンドルクーペが基本デザインである。

これをオーダー扱いにより製造工程の途中から1台ずつオープンタイプにカスタムしたのが、このカブリオで有るため、モデル型番はクーペより一番若い141と142であった。

現個体は左ハンドルカブリオのタイプ141で、ボディーサイドにコーチビルダー製のカブリオモデルを示す（KAEMANN・KABRIOLETT）のホーロープレートが付いております。

カルマンカロッツェリアの記録によると1969年にカルマンギアはクーペタイプが約27,834台造られたが、カブリオの生産数は、6,504台と少なかった。

小物メーター類、新品交換しました。速度計：Km/h表示（Mile表示メータ換算合わせ済）。タコメーターも装着しています。

ETC装備・7インチナビホルダー装備・バックカメラ＆モニター装備しています。
フラット４専用クーラー（日本製コンプレッサー付）＊めちゃくちゃ冷えます！
外装ドイツ製（中身はナショナルカーラジオ）3スピーカーを装備。

新品カルマン製メッキキャリア（稀少）
1970年代VWカーバッチを装備。ホイール＆タイヤ：フラット4ホワイトウォールタイヤ＆タイプ1用、純正ハーフムーンキャッを装備しています。

H27年に再塗装リビルトしました。メルセデス190用ブラウンカラー幌張替えし、シート＆内装特注カラーにて新品製作しました。

平成27年にクランクケースとキャブレター以外は入手可能ニューパーツにてリビルト。
エンジンフード裏にエアーベント追加しオーバーヒート対策済みです。

点火系は永井電子製ハイポルテイジコイル＆セミトライグニッションシステム装備しています。
キー連動バッテリーカットオフ装備にてボッシュオルタネーターのバッテリー上がり解消しました。H4ヘッドランプ換装しています。