今回紹介する車は、1992年式 光岡ラセード。日産PS13シルビアをベースに、1930年代のクラシックカーを思わせる意匠をまとった、国産ネオクラシックモデル。
ロングノーズに縦型グリル、そして独立フェンダー。その姿は一見すると戦前の欧州車のようでありながら、中身は信頼性の高い2.0L SR20エンジンを搭載したFRスポーツ。

構造変更済みの公認車両で、実用性と個性を両立した一台。外観の華やかさと、90年代日産メカニズムの安心感。そのギャップこそがラセードの魅力。
フロントまわりやリアデザインに手が加えられ、オリジナル仕様とは異なる個性を持っている。量産モデルとはひと味違う「この車両だけの表情」が与えられている。
ラ・セードのボンネットの下には、日産製の信頼性の高い直列4気筒エンジンが搭載されている。
ベース車両である日産シルビアのパワーユニットをそのまま活かした構成で、排気量は 1998ccの直列4気筒DOHCエンジン(SR20DE)。電子制御燃料噴射を採用した自然吸気エンジンだ。



SR20DEは1990年代の日産を代表するエンジンのひとつで、多くのスポーツモデルに採用された実績を持つユニットだ。
水冷直列4気筒、DOHC16バルブという基本構造はシンプルながら耐久性が高く、スムーズに回るフィーリングが特徴とされている。

長いボンネットの下で鼓動するこのエンジンは、ラ・セードというネオクラシックカーを日常でも楽しめる存在にしている重要な要素だ。
1930年代のクラシックカーを思わせるスタイルでありながら、信頼性の高い国産エンジンを搭載している。
そのバランスこそが、ラ・セードというクルマの大きな魅力と言えるだろう。