今回ご紹介するバイクはトライトン650(1960年式)です。
ノートンでもなく、トライアンフでもない、トライアンフファンが夢見たレーシーなマシーンのトライトンです。
車検証の車名もきちんとトライトンで登録されています。車体番号はJ12255*****であり、フレームは1954年式のノートンドミネータ88を使用。
クロモリのフェザーベットフレームは綺麗なループを作っており、1950年代のマシーンとしては完成させられたイギリスの伝統美を感じます。
車検証上の原動機の型式は「6T」であり、これは1960年式トライアンフボンネビルのエンジンです。しかもコンディション抜群のため、キック一回でエンジン始動します。単気筒650ccのキックは重たい事が普通ですが、このボンネビルのエンジンはノーマルの圧縮であり、楽にキックする事が可能です。
それではトライトンの細部を紹介しますが、オーナー様からコメントを頂きましたので掲載します。
本トライトン650は、1998年に川崎市にあるイギリス旧車専門店のユニオンクラブさんがレストア済み車両として輸入販売したものです。
日本に輸入してからの走行距離は3,000km程度です。
購入後のメンテナンスは、ユニオンクラブさん、名古屋方面ではモートテールモーターサイクルの堀尾さんなどにお願いすると良いと思います。トライアンフエンジンは故障なく、部品にも困りませんので、安心して乗れます。
車検は2021年6月に取得したばかりです。ツーリング等にも使えます。
エンジンはノーマルの圧縮9.0ですので、始動もキックは楽です。