“今回ご紹介する車両は、全日本3連覇、8耐2位の87’F1仕様車です。その華々しい戦歴はファンの方ならばご存知かと存じますが、ライバルが水冷化にツインスパーフレームを採用する中、空冷エンジンにダブルクレードルフレームのGSXーRは発熱と重さというハンデを背負いながらも、常識を超えたチューニングにより賞歴を重ねたという血と汗と涙の結晶と言えるマシンだという事です。
レースで認められたレギレーションギリギリを攻め、メカニック全員も知恵と技の結果である事は言うまでもないだろう。
そういうマシンだけに、念いも深く、感情を得た生き物のような走りをしたのだと思う。
さて、何故にこうして希少な個体をご紹介できるのか・・・
それは、こういう歴史的遺産というべき個体が次々と国外に出ていってしまう現象が続いている。
これは仕方がないのかもしれません、しかし、せめてこうした情報いち早く紹介させて頂いて、我こそはというお方の目に留まればという事でご紹介しております。
希少な本物の歴史的なマシンを是非ともコレクションに加えて頂きまして、歴史的遺産を永遠に受け継がれるバトンランナーのお一人になって頂こうという趣旨でございます。
今回は大変希少な個体ですので、事前の見学は出来ませんので、ご理解のほどお願い申し上げます。